「水を曲げる装置」
2023.11.10
2025年に大阪万博が開催されます。
建設費増額やら準備遅れやら良いニュースは聞きませんが
開催に向けて進んでいます。
そんな万博ですが
2005年に今ジブリパークにある場所、
愛知県長久手市で開催された「愛・地球博」では何点か装置を納品しました。
その中の装置で「水を曲げる装置」がありました。
まず、ノズルからレーザーで光った「水流」が真っ直ぐに落ち始めます。
そこにステッキを水流に近づけると水流が曲がりながら落ちていきます。
この仕組みは
ステッキにタネがあり、ステッキから静電気を発生させ水を曲げています。
水は釣り合った正負(+・?)の電気を持っています。
そこに負(?)を強く帯電したステッキを近づけることで、
水の中の正の電荷が引き寄せられ水が曲がります。
このように静電気を使って曲げているのですが
これを展示装置して誰もが現象を体験できて、なおかつ壊れない装置をするには
検証実験が必要になります。
この時には、
どうやって静電気を発生させるのか?
どれくらいの静電気が必要なのか?などの検証を繰り返し装置にしました。
科学館にあるような自然現象を装置は、何度も検証を繰り返し、
みんなが体験できる装置になっています。
宿野 裕一朗