紫陽花の花の色は何色?


2023.06.05

京都では5月に早くも梅雨入りの発表がありました。

この時期に見頃になるといえば

「紫陽花」です。

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毎年京都の宇治にある三室戸寺に紫陽花を見に行っています。

約2万株が咲いており様々な種類の紫陽花を見ることができます。

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ところで紫陽花の花の色ってどうやって決まっているか知っていますか?




実は土の酸度によって決まります。




紫陽花の葉は「アントシアニン」という色素によってピンク色をしています。

それが土の中のアルミニウムに反応すると、青色に変化します。

アルミニウムをたくさん吸収した紫陽花は青色、しなかったものはピンク色、

その中間が紫色になります。

ちなみに赤紫の紫陽花は年を取ってしまったもので、白色はアントシアニンの色素を持っていない紫陽花になります。




土が、酸性だとアルミニウムがよく溶けるため青色に、アルカリ性だとアルミニウムが少ないためピンク色のままという仕組みです。

日本は火山大国であるため酸性が強く、紫陽花といえば青色を連想するのはそのためです。




雨が続き嫌な季節ですが、道に咲いている紫陽花でも見て

風情を感じるのもいかかでしょうか。



宿野 裕一朗




参考資料

https://www.cataler.co.jp/train/qa/environment/03.php