黄砂は敵か?味方か?
2023.04.17
先日、花粉で汚れた車を洗車しました
・・・・が、2日後
このようにまたドロドロになりました。
その原因は、「黄砂」です!
中国大陸内陸部の砂漠地帯や黄土高原からの砂が風に乗って飛来してきているのが黄砂です。
この時期の黄砂はよくニュースでも取り上げられています。
では、なぜ春に黄砂が多いのでしょう?
調べてみました。
出典:環境省https://www.env.go.jp/air/dss/kousa_what/kousa_what.html
冬は高気圧がいるため穏やかですが、春になると高気圧がなくなり低気圧が発生します。
その低気圧によって砂が巻き上げられます。
巻き上げられた砂は偏西風によって日本まで飛来するという仕組みのようです。
車で汚れるだけでなく
黄砂の飛来によってアレルギー症状などの健康被害も出ています。
と、悪い点ばかりが先行してしまいますが
実は黄砂には良い点もあります。
黄砂に含まれる炭酸カルシウム(アルカリ性)によって、
酸性雨の原因物質を吸着し、中和する効果があるともいわれています。
また、リンやカルシウム、鉄なども黄砂に含まれており
それが雨となって海に落ちると植物プランクトンの光合成を活性化させる効果があり
魚の餌が増え、それを食べに小魚が増え、小魚を食べるために大きな魚が増えと
海の豊かさにも貢献しているのです。
黄砂は人には迷惑でしかないものですが、黄砂は地球規模で考えると
そこまで悪いものではないかもしれません。
黄砂に文句は言わず仕方ないと思って洗車しようと思います。
宿野 裕一朗
参考資料
黄砂ってなに?(環境省)https://www.env.go.jp/air/dss/kousa_what/kousa_what.html
Kids環境ECOワードhttps://eco-word.jp/html/06_sougoukankyou/so-24.html