プラごみのその後
2022.01.24
家の町内ではプラスチックごみの回収は木曜日です。
京都市では、「もえるゴミ」「プラスチックゴミ」「びん・缶・ペットボトル」に分けて捨てなければなりません。
これはプラスチック?ペットボトル?紙?とチェックしながら捨てています。
ペットボトルのパッケージを外したりキャップを取ったり、結構面倒くさいですね。
・・・ところで捨てたプラごみがどうなっているか知っていますか?
廃プラのリサイクルには3種類あります。
?マテリアルリサイクル
回収した物から新しい物を作り出す方法で、日用品や建築資材などに生まれ変わります。
廃プラを細かく粉砕して、プラスチック原料や製品に再生します。
?ケミカルリサイクル
原料化、油化、ガスなどにリサイクルする方法で
廃プラを細かい化学物資に分解するなどして化学原料に再生します。
?サーマルリサイクル
廃プラを焼却して熱エネルギーを発電や蒸気を利用する方法で
固形燃料、セメント原燃料、熱利用発電、ごみ発電などにリサイクルされます。
日本の廃プラのリサイクル率は84%かなり高いのですが、
この3種類の比率で見てみると
?マテリアルリサイクル:23%
?ケミカルリサイクル:4%
?サーマルリサイクル:57%
と、実は集めたプラごみは焼却されています。
また23%のマテリアルリサイクルも15%海外に輸出しているため、実際は8%程度です。
回収されたプラスチックは、ベンチやゴミ袋や文房具等に生まれ変わっているんだと思っていましたが、
実際は廃プラが熱エネルギーに変わっているだけで、リサイクルに分類されているというのは何だか納得できませんね。
マテリアルリサイクルの比率を上げて行くことが重要ですが
現状では、他の素材が混ざっていると分別するのにコストがかかり
国内で処理して再生することはあまり実用的ではないようです。
そう思うと
エコバックや紙ストロー利用等によってプラスチック製品の利用を減らす方が有効かもしれません。
まず木曜日のプラごみ袋の量を少なくしていきたいと思います。
参考文献
世界基準からズレた日本の「プラごみリサイクル率84%」の実態 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
廃プラについて考える、その? | 透明円筒ケースのオーダーメイド製造なら東大化成 大阪 東大阪 (toudai-k.com)