四季が無くなる!?
2021.12.06
12月になり2021年もあと少しとなりました。
今年も家にいる時間が多かったですが、それでも夏は暑かったですね
家ではクーラーがないと過ごせない日が長かったように思います。
最近やっと涼しくなって過ごしやすい秋が来たと思ったらもう冬がきていますね。
年々思うのですが、夏は長く冬や秋が短くなっている気がします。
そこで今回は「四季」について調べてみました。
すると、1952年から2011年までの北半球の四季の長さと開始日の変化を分析した研究がありました。
その論文によれば
1952年から59年の間で、
「春」は124日から115日に(-9日)
「夏」は78日から95日に(+17日)
「秋」は87日から82日に(-5日)
「冬」は76日から73日(-3日)
と夏だけが伸び、他の季節は縮まっています。
このペースが続けば2100年には2011年に比べ、
春と夏が1ヶ月早くなり、秋と冬が半月遅く始まるようになるそうです。
結果として1年のうち半分が夏で、冬は2ヶ月になると予想されています。
やはりその1つ原因として地球温暖化とされています。
大気中の二酸化炭素濃度が上昇することで平均気温も上昇しています。
地球の平均気温は1880年から2012年で0.85℃上昇しており
今後も平均気温が上がり続け2100年には最大で4.7℃上昇すると予想されています。
特有の四季も温暖化が進むと「四季」がなくなっていく恐れがあります。
日本には四季折々の自然や食べ物・行事などたくさんあります。
その文化を未来に残していくためにも、
SDGs目標が掲げる「気候変動に具体的な対策を」など17の目標に向き合っていく必要がありますね。
宿野 裕一朗
参考文献: