懐かしいベルマーク
2021.09.13
先日ラップが切れたので新しいラップを買いました。
何気なく商品を見ていると懐かしい物を見つけたのですが
それは
「ベルマーク!」
小学校の時には茶封筒に入れて毎月持って行くことが決まりでした。
懐かしいなーと思いながら、
「ベルマークって何に使えるの?」とふと思い調べることにしました。
■ベルマークとは?
「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」
ベルマーク運動は、そんな願いをこめて1960年に始まったそうです。
学校の設備や教材を買ったり、海外の教育機関へ寄付したりしているそうで
今SDGsの目標に掲げている「質の高い教育をみんなに」をすでに小さい頃から支援していたことに大人になって初めて気付きました。
では「どういう仕組み?」なのでしょう?
■ベルマークの仕組み
参考画像:仕組みと流れ | ベルマーク教育助成財団 (bellmark.or.jp)
ベルマークは、マーク1点につき1.25円協賛会社が負担します。
その1円分がPTAなどの参加団体のベルマーク預金になり、0.25円が財団への運営費になります。
協賛会社は、集計された点数に応じて寄付を行います。
ベルマーク預金も受け取った参加団体は
自分たちの学校に必要な設備・教材が「協力会社」から購入できます。
すると、その購入金額の10%が自動的に財団に寄付され、へき地の学校や支援学校等への支援に使われているそうです。
そうなのかと思いながら
「一生懸命に集めていたけど、誰が集計して送っていたの?」
と新たに疑問に思いさらに調べることにしました。
■ベルマークの集計
調べると、お母さん方の悲痛なツイートが多く出てきました。
ある学校では
ベルマーク担当の人が会社別に分け、さらに点数ごとに分けて集計いるそうです。
かなりの時間がかかり、平日の日中に集められて仕分け作業を行っているそうで
大きな負担になっているそうです。
またベルマークはあくまでボランティアのため、お母さんの無償労働に頼らなければ運営できないようです。
こんなに大変な作業をしてベルマークが学校の設備に変わっていたのかと思うと頭が下がります。
同時に、電子ポイントに変わっている中まだアナログな作業を行っているのは少し時代遅れな気もします。
「何か他の形のベルマークはないのか?」と思いさらに調べると
「ウェブベルマーク」というのを見つけました。
ウェブベルマークは
ネットショッピングでベルマークがもらえ指定の学校に加算できるシステムだそうで、これなら集める必要もなく集計の手間もなくなりますね。
■まとめ
ベルマークの活動は、SDGsの目標にも一致しておりとても良い活動だと思いました。
ですが、未だに手作業で集計したりお母さん方が嫌々作業している点は問題と思いました。
その対策としてウェブベルマークのようなアプリを利用することで簡単に学校に寄付することができ、多くの人が協力できるのではないかと思います。
何となく見過ごした物も深く調べていくと色々な事を学ぶことができました。
宿野 裕一朗
※参考資料
ベルマーク教育助成財団
https://www.bellmark.or.jp/about/flow/flow.htm
週間東洋経済プラス 2015/9/10 記事
https://toyokeizai.net/articles/-/75218?page=4