サステナブル・シーフード3


2021.08.02

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何回か紹介しておりますサステナブル・シーフード

認証についてもう少し調べてみました。


前回記事

「サスティナブル・シーフード1」

https://www.medico-tec.co.jp/staff_blog/2021/05/post-10.html

「サスティナブル・シーフード2」

https://www.medico-tec.co.jp/staff_blog/2021/06/post-14.html




日本では普通に回転寿司屋で様々な魚を食べることが出来たり、「丑の日」と言ってうなぎを食べる習慣もあり、食卓から魚が消えてしまうという考えは思い浮かばないかもしれません。

でも、漁獲量は世界的には増えてきていますが日本は減少しています。

考えられる理由として下記があるそうです。

・地球温暖化

・魚の獲りすぎ

・日本へ回遊する前の魚を外国の漁船が獲ってしまう

・気候の数十年規模の変動

・マイワシの減少

・違法漁業の横行

・黒潮大蛇行

・漁業従事者の減少

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国際的にいつまでも安心して魚を食べ続けられるように水産資源に対して認証しています。

認証にはASC(環境と社会への影響を最小限にして育てられた「養殖」の水産物)と、

MSC(水産資源と環境に配慮して獲られた「天然」の水産物)があります。


ASC「養殖」の水産物

養殖業が環境に悪影響を及ぼす内容

1.水質や海洋環境の汚染

2.水産用医薬品の過剰利用による耐性菌の発声

3.エサ原料となる魚(イワシ、アジなど)の過剰漁獲

4.病気や寄生虫の拡散

5.外来の養殖魚の脱走による生態系のかく乱

それ以外にも、児童労働や奴隷労働、労働者の人権を侵害する劣悪な環境で行われる

ケースもあるようです。




認証には7つの原則から構成されているようです。

1.法令順守

該当するすべての国際、閣内、地域の法的必要条件と木製の順守

2.環境と生態系

自然環境、地域の生物多様性、生態系の構造と機能の保全

3.天然個体群への影響

天然個体群の健康及び遺伝的健全性の保護

4.資源利用

自然環境の保全上、効果的かつ責任のある手法での資源利用

5.病気の管理

養殖魚の健康と福祉の率先した管理と疾病の伝染リスクの最小化

6.労働と人権

責任ある労働環境をもった良い職の運営

7.地域社会

地域の一員としての良識的かつ誠実であること

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申請の流れ

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MSC「天然」の水産物

認証には3つの原則から構成されているようです。

1.資源の持続可能性

漁業対象の魚の資源量が十分で漁獲をコントロールするルールが決められている。

2.漁業が生態系に与える影響

魚や生物の生息場所や生態系を守り対象外の魚や生物(ウミガメや海鳥など)の

「混獲」や生息場所の劣化を最小限に抑えている。

3.漁業の管理システム

その漁業を行う海域や魚種について原則?と?を達成するために効果のある

国際的なルールや国内の法律、取り組みなどを守っている。

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申請の流れ

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今年の10月1日?10/30がサステナブル・シーフドウイークとなっているようです。

皆さんも少し気にして食材を購入してみませんか。

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ちなみに、

MSCアンバサダーには芸能人のココリコの田中さんが就任されているようです。

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※参考資料

WWF JAPAN「海を守るマーク(2) 養殖水産物の認証制度ASCについて」 https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/1773.html

村斎 嘉彦