SDGsとESG
2021.06.14
「SDGs」のキーワードを検索すると「ESG」というキーワードがよく出てきます。
・・・・最近略称が多くよくわかりません。
そこで今回は「ESG」について書いていきます。
■ESGとは
「Environment(環境)」
「Social(社会)」
「Governance(ガバナンス)」の略になっています。
企業は利益だけを追求するだけでなく、
環境や社会貢献、透明性・公正な経営体制も考えていこうという取り組みです。
近年ESGに取り組む企業に多く投資される流れがあり、企業価値にESGが強く影響してきています。
■「SDGs」と「ESG」の違い
Medicoブログのテーマとしている「SDGs」とどんな関係があるのかというと
・「SDGs」は17の目標を地球規模で一丸となって取り組む活動
・「ESG」は企業を投資家が、社会的責任を果たすために取り組む活動
ざっくり言うと取り組みの規模の違いが大きく異なります。
しかしどちらも子供やその子孫たちの未来のための活動する意味ではゴールは同じです。
■「ESG」に取り組む企業
約2万人にESGの視点から企業ブランドイメージを聞く「ESGブランド調査」が行われています。
1位のトヨタ自動車は、
EV車やハイブリッド車の開発・販売、工場では太陽光発電や雨水再利用
社会貢献としては、毎年20団体のNPOマネジメント層にトヨタの問題解決のノウハウを提供や、技術系社員が講師となり、ものづくりや開発・生産などの技術にかかわる知識・体験を伝えるプログラム等多くの活動を行っています。
2位のサントリーグループは
ペットボトルの原料に植物由来原料多く使用したペットボトルの開発や
水源のかん養活動(自然に水がしみこむように徐々に養い育てること)として
国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水のかん養を目標とし2019年に達成しています。
また、社会的責任として被災地への飲料水の提供や、「水育」とし子たちへの出張授業や森の散策活動など行っています。
■Medico-tecのESG
大企業の活動を紹介しましたが、Medico-tecでできることはあるのでしょうか?
・・・考えて見ると、意外とすでに活動していることはありました。
・「紙資源の削減」
以前は大型の複合機を使用していましたが、今は棚に置ける大きさの小さな複合機を使用し大量に印刷しないように心がけています。
また、会議資料は印刷せず皆がPCを見て行い、共有したい情報もチャットに上げ共有しています。
・「テレワーク」
コロナ禍が始まり弊社でもテレワークになり会社に来るのが週1回になりました。
これによりライフサイクルに合わせて柔軟な勤務が可能になりました。
また会議や業者との打合せもできるだけオンライン会議を取り入れ、移動に伴う交通機関の利用を減らしています。
・「つくるまなぶ京都町家科学館」
30年間に渡り数千の科学展示装置を納品した実績を活かし、科学の知識や面白さを提供する"つくるまなぶ京都町家科学館"を作りました。
科学館の楽しさ、ワクワク感を、もっと身近な日常の場で子供たちにも体験して欲しい思い日々試行錯誤しながら活動しています。
■今後したい取り組み
・「ゼロエミッション車導入」
装置の納品や保守作業の際に、自動車で全国を飛び回っています。
かなりの距離を移動することもあるので、いずれはゼロエミッション車(無公害車)にしたいですね。
・「廃材を利用した展示装置」
また、工場に行くと多くの廃材が捨てられるのを見ます。
つくるまなぶでは廃材を利用し教材にすることもありますが、これを使用し展示装置に出来ないかなと思っています。
■まとめ
ESGは長期的な目標のため短期的に効果がでません。
SDGs同様、地道に続けて行くことが重要です。
弊社も少しずつ環境・社会貢献活動をしていけば「Medico-tec」の企業価値が上がると信じて邁進していきます。
参考資料
ESGの意味とは?CSRやSDGsとの違いや企業での対応法について徹底解説
https://the-owner.jp/archives/3502
ESGで際立つトヨタの強さ サントリー、イオンが続く
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00159/101400010/
トヨタ6つのチャレンジ
https://global.toyota/jp/sustainability/esg/challenge2050/
サントリーグループのサクテナビリティ
https://www.suntory.co.jp/company/csr/
宿野 裕一朗