「Society 5.0」と「SDGs」
2021.03.15
AIでSDGsの課題を克服するキーワードとして「Society 5.0」があります。
今回はこのSociety 5.0について書きたいと思います。
「Society 5.0」とは
政府が提唱したもので今日本が取り組んでいる計画です。
1から5段階まであります。
出典:「内閣府」
・Society 1.0:狩猟社会(人類誕生頃の社会)
・Society 2.0:農耕社会(紀元前からの社会)
・Society 3.0:工業社会(18世紀からの社会)
・Society 4.0:情報社会(現在)
そしてSociety5.0とは
"サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)"
内閣府 Society 5.0より引用
と定義付けられています。
わかりやすく言うと
「IoT」により全てのモノと人が繋がり、
その情報がビッグデータとして共有され、「AI」により必要な情報が精査され提供されることで、
今までにない新しい社会を作り出すことを言います。
また提唱では
"第5期科学技術基本計画では、日本が目指すべき未来社会の姿としてSociety 5.0が提唱されたSociety 5.0が目指すのは人間中心であり、差別のない社会"
内閣府 Society 5.0より引用
とのされており
これはSDGsで提唱されてる「誰一人取り残さない」社会と目指す方向は一緒ではないでしょうか。
Society 5.0の世界
Society5.0になるとどう変わるのでしょうか。
出典:「内閣府」
例えば、現在(Society4.0)では、知りたい情報を検索してもなかなか辿り着けなかったり、
行き先検索しても複数のルートがありどれが最適かわからなかったり等
Society4.0では情報の共有や連携が十分に取れていません。
Society5.0になれば、最適な情報をAIが判断し必要な情報を提示してくれます。
またAIの働きにより、ロボットや自動運転が盛んになり遠隔医療やスマート農業等が可能になります。
これは、SDGs「1.貧困をなくそう・飢餓をゼロに」「3.すべての人に健康と福祉を」の
達成になるのではないでしょうか。
他にもモノと人が繋がることで様々な社会課題を解決していくかもしれません。
Society5.0を実現することがSDGs達成する近道のように思います。
宿野 裕一朗
内閣府 Society5.0とは