気候変動による生き物の生態系の変化
2021.03.22
気候変動や温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量を減らすことを全世界で目指しています。
その気候変動が原因で生き物の種類や見られる時期も変化しているようです。
冬鳥の渡りの時期が変化
冬の寒い時期になるとシベリアや中国北部より日本に飛来し、暖かくなるとまた北へ帰ります。
日本には主にガンの仲間やカモの仲間がやってくるようです。
その中のツグミやシメといった冬鳥の飛来時期が遅くなり、戻っていく時期が早くなっているようです。
ツグミは23年間で40日以上も日本での滞在期間が短くなったとか。
(出典:Wikipedia ツグミ by Alpsdake)
アダンソンハエトリグモが北上
アダンソンハエトリグモは家の中でよく見るクモで、巣を作らずに床や壁を跳ねて移動しているクモで、ハエやカを捕まえて食べているそうです。
たまに私の机にも遊びに来ます。
日本では中部地方より南に生息していたそうですが、近年は北へと広がってきているようです。
(出典:ネイチャーエンジニアいきものブログ)
ヌートリアがここにも
南米原産で暖かい地域の生き物であるヌートリアの分布域が広がってきているようです。
ヌートリアはネズミを大きくしたような動物で、大きいものだと尻尾を含めて1mを超える物もいるそうです。
水辺に生息しており泳ぐこともでき、夜行性のため夕方頃から活動し始めます。
私も近くの川辺で親子?で居るところを見たことがあります。
現在では中国地方から関東地方にまで生息が確認されているようです。
(出典:pixta)
このように地球温暖化の影響で昆虫や動物、植物にまで変化が出てきているようです。
これ以上に変化が起こらないように、二酸化炭素・メタン・フロンガスの排出を減らすよう心掛けたいと思います。
村斎 嘉彦