グローバル社会をわくわく生き抜くための「21世紀型スキル」ってなんだろう?


2021.03.08

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京都町家科学館は

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をコンセプトに生き抜く力を育むスクールを運営しています。

今回はよく耳にするようになってきた21世紀型スキルについて説明していきます。


21世紀型スキルってなに?

国際団体の「ATC21s」が提案するこれからの時代を生き抜くために必要な能力で以下の

4カテゴリー10種類のスキルに分類して提唱されています。

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1 思考の方法(Ways of Thinking)創造力とイノベーション
批判的思考、問題解決、意思決定
学ぶことの学習、メタ認知(認知プロセスについての知識)

2 働く方法(Ways of Working
コミュニケーション
コラボレーション(チームワーク)

3 仕事のツール(Tools for Working
情報リテラシー
情報通信技術のリテラシー(ICTリテラシー)

4 世界の中で生きる方法(Skills for Living in the World
地域と国際社会での市民性
人生とキャリア
個人及び社会における責任(異文化の理解と異文化への適応力を含む)


これからの時代ってどんな時代?

さきほどさらりと書いたこれからの時代というのは、どうとらえられているのでしょうか。

20世紀以前を考えてみると、
・18世紀の産業革命から、機械化で大量生産と効率化が進む。
・巨大な資本を持つ会社が強く、均一なものを提供。
・工場は品質を保つため、労働者の能力もある程度同じであることが求められる。

それに対して21世紀以降は
・AI、ロボティクスによる生産の自動化がすすむ。
・インターネットの出現によりグローバル化がすすむ。またネットワーク化が進むことで多様性に対応ができるようになる。
・デジタル化、FABにより同じものを作り続けるのではなく、新しい組み合わせや小さな問題を解決する方法が求められる。

など変化のスピード自体がはやくなり、覚えたことを当てはめるだけではなく、自分で試行錯誤して考え続けないといけない時代です。

さらにこのコロナ禍によってその流れが加速しているように感じます。

「2011年度に米国の小学校に入学した子供の65%は、大学卒業時には現在存在していない職業に就くだろう」
                             ー米デューク大学研究者キャシー・デビッドソン氏

2011年に話題になった言葉ですが、10年たった今振り返ってみてもデータサイエンティスト、ユーチューバー、

アプリ開発者、Uber配達者など新しい仕事が生まれています。

数年先も予想がつきにくい時代に今の子どもたちは生きているのです。


どう生きていくかを自分で決める力

予想がつきにくい時代では変化に対応すること、または変化を作る側になることが重要です。

それを実践して身に着ける方向性として、21世紀型スキルがあります。項目はたくさんありましたが改めてシンプルにまとめると

・創造力
・人と協力する力
・人に伝える力
・欲しい情報を集める力 

と言い換えられるかもしれません。

さらにまとめれば、

「どう生きていくかを自分で決める力」

が身に着けられれば、これからどのような時代が来たとしても強く生き抜いていくことができるのではないか。と私たちは考えています。

平河 翔