鉄道博物館
埼玉県さいたま市にある鉄道博物館に行ってきました。
「ラーニングホール2階」です。
鉄道の原理や安全・安定輸送のシステムを、実物の部品を用いた展示装置など使って体験学習することができます。
「ものを楽くに運ぶ工夫はなに?」の展示コーナーです。
「箱を使う」「車輪を使う」「木製の車輪とレールを使う」「鉄製の車輪とレールを使う」の4種類の装置(箱)を引っ張りそれぞれの重さの違いを体験します。
「なぜレールの下に小石をしいているのかな?」の装置です。
「角形の石」と「丸形の石」が入っていて、2本の棒を動かして動きにくいのはどちらかを体験します。
「強いのはどれ?」の装置です。
断面積が同じの「レールの形」「H形綱」「角形綱」「フラットバー」の4種類の鋼材の中央部を押さえてそのタワミ度合いを体験します。
「たたいてみよう」の装置です。
本物のレールを使った鉄琴で、マレット(棒)でたたいて、それぞれ長さの違うレールの音の違いを体験します。
「台車を転がしてみよう」の装置です。
台車はなぜ決まった進路を進むのかを体験します。
→ポイントのレーバーを切替えて好きな進路を決めます。
→好きな台車を1台選びます。
→レールにのせて転がしどこへ進むかを確認します。
「車輪をころがしてみよう」の装置です。
レールに沿ってうまく転がる車輪の形を体験します。
手前の置き台から好きな車輪(3種類)を手に取り、レールのスタート位置から車輪を転がします。
カーブにうまく沿って転がる車輪を見つけだします。
「ぴたりとあう形はどれかな?」の展示です。
横の置き台の3種類の型板を手に取り実物の車輪の形状と同じ型板を見つけます。
この動輪は手で押して回すこともできます。
「転がしてみよう」の展示です。
3種類の形の異なるモノを転がして
形によって転がり方の違いを体験します。
「安全を守るしくみ(いろいろなATS)」の装置です。
ATS(自動列車停止装置)は、列車が赤信号に近づいた時、地上からの信号を受けて、警告を発し、運転手に注意を与えます。
さらに、自動的にブレーキをかけて列車を赤信号の手前で止めるしくみです。
車両がスタート位置にあることを確かめて「青ボタン」を押して、
ハンドルを回してゴールまで進みます。
次に、車両をスタート位置までもどして「赤ボタン」を押して、ゴールを目指しますが途中でベルが鳴りブレーキが掛かり車両はストップしてしまいます。手前の信号が「赤」だからです。
しばらくすると「青」に変わるので進んでゴールできます。
ATSのしくみを体験します。
「ぶつからないしくみ「閉そく」の装置です。
列車を安全に運転するために一定の区間にはひとつの列車しか走らせないように工夫されています。
このことを「閉そく」といい、その一定の区間を「閉そく区間」といいます。
閉そく区間に列車がいないと信号は「青または黄色」になり、列車がいると信号は「赤」になり、列車は入れません。
模型の電車を手で押して閉そくのしくみを体験します。
「ちからのつながり方をみてみよう」の装置です。
蒸気の力がどのように動輪まで伝わるかを知ります。
スタートスイッチを押すと、左側のシリンダ部(蒸気の力)が動いて、右側の動輪を動かします。
蒸気機関車C53型式の走り装置模型です。(縮尺1/10)
シリンダーが左右と中央3カ所にある特殊な機関車です。
「蒸気機関車のしくみ」の装置です。
石炭の燃焼で熱せられた水が蒸気に変化する様子、蒸気エネルギーが動輪を動かす運動エネルギーに変化していく様子を示します。
スタートスイッチを押して、操作パネルの1番目のスイッチを押します。
「炭水車の石炭と水タンク→火室→煙管→煙室」が点灯します。
次に2番目のスイッチを押します。
「蒸気溜から煙室」が流れ点滅します。
次に3番目のスイッチを押します。
「分配器からシリンダー」が点滅して→分配器、ピストン、手動棒、動輪」が動きます。
「C62型式蒸気機関車模型(縮尺1/15)」です。
「C56型式蒸気機関車模型(縮尺1/15)」です。
「C12型式蒸気機関車模型(縮尺1/15)」です。
「車輪の大きさをくらべてみよう」の展示です。
旅客用蒸気機関車は、早く走るために大きな動輪を使っています。
貨物用蒸気機関車は、引張る力を大きくするために小さな動輪を多く使っています。
「回転する力を感じてみよう」の装置です。
液体が回転の力を伝えることを体験します。
ハンドルを手で回します。
入力側の軸と液体の羽が回ります。
次に回転している出力側の軸の露出している部分を握ります。
ハンドルをさらに早く回します。その時のトルクが体験できます。
ハンドルから手を離すと止まります。
「ディーゼル機関車のしくみ」の装置です。
ディーゼル機関車の燃料タンクから内燃機関に燃料が供給されてから車輪が回るまでの流れの様子を示します。
スタートスイッチを押して、操作パネルの1番目のスイッチを押します。
「燃料タンク」の行灯が点灯します。
次に2番目のスイッチを押します。
「ディーゼルエンジン」の行灯が点灯します。
次に3番目のスイッチを押します。
「液体変速機、逆転機から車輪」の行灯が点灯します。
「ディーゼル機関車の模型」装置です。
「ディーゼルエンジンの力の伝達のしくみ」の模型です。
「車輪の回転の速さを変えてみよう」の装置です。
スタートボタンを押します。
1から3のスイッチを入れたり切ったりして、車輪の回転の速さの違いを体験します。
「電気機関車のしくみ」の装置です。
電気機関車が架線から取り込んだ電気で車輪を回転させるまでの電気の流れの様子を示します。
スタートスイッチを押して、操作パネルの1番目のスイッチを押します。
「発電所」部分、「発電所→変圧器→送電線→電気鉄道用変電所→架線」が流れ点灯します。
次に2番目のスイッチを押します。
「パンタグラフ→主制御装置→主抵抗器→主電動機」部分が流れ点灯します。
次に3番目のスイッチを押します。
「動輪→レール→電気鉄道用変電所」部分が流れ点灯します。
「DT200台車(縮尺1/5)の動力伝達模型」です。
スタートスイッチを押すと、モータで生み出された力を動輪まで伝えます。
「EF65型式電気機関車模型(縮尺1/15)」です。
「クモハ157型式電気機関車模型(縮尺1/15)」です。
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