駆動部>制御部分>ケーブル
不具合内容
「人力自転車」のペダルをこいで発電するときに起きる。
パソコン画面にエラーメッセージ(COMポートからの入力でエラーが発生しました)が表示される。
パソコンを再起動すると復旧するが、再び起きる。
改善内容
パソコン画面にエラーメッセージが表示されることなく全体演出できるようにする。
原因究明
現地で確認すると「30W前後の発電量」になるとパソコン画面にエラーメッセージが表示される状態でした。
接触不良かと思い、発電自転車側に付いている出力用のシガーソケットを交換しましたがエラー表示は表示されました。
試しに発電自転車の発電機と出力用のシガーソケットを繋ぐ配線間に「ダイオードとノイズキャンセラー」を取り付けるとエラー表示は表示されなくなりました。
再度、ノイズキャンセラーを外して確認するとエラー表示が表示されました。
このことから原因は「発電機からのノイズ」と考えられます。
ノイズによってRC232Cの信号をUSBに変換させるケーブルのドライバーソフトがエラーを起こすものと思われます。
修理内容
RC232Cの信号をUSBに変換させるケーブルの「パソコン側にノイズキャンセラー」を取付ました。
RC232Cの信号をUSBに変換させるケーブルの「I/F側にノイズキャンセラー」を取付ました。
この状態でテストを行うと「エラーメッセージ」は表示されずに全体演出ができるようになりました。
今後のものづくりに生かすこと
DCモーターを使って発電し、それをパソコンで制御する場合は使用に応じてノイズが発生することがあるので「ノイズ対策」を考慮する。