スイッチ周りはかなりの頻度で手が触れるためたいへん傷みやすい部分です。そのことを考慮して取り付けないと装置本体の塗装がはげたり、すり減ったりしてしまいます。スイッチを取り付けるにはスイッチプレートを用意します。素材はステンレスヘアーライン仕上が一般的です。指が触れる部分なので面取りを充分に行ないます。
ステンレスの代わりにアクリルプレートを用いてラッフィクと組み合せることもあります。
スイッチは照光ランプが入っているものを使用するとスイッチを押した後、点灯することによって装置が演出中であることが分かり易くなります。なお照光ランプは寿命が長いLEDが主流になっています。
またスイッチそのものも最も消耗しやすい部品の一つです。数あるスイッチの中でも科学展示の使用に向いているのは和泉電気MCシリーズです。見た目よりもイタズラ防止を重視する場合はオプションのガードバリアを取り付けると効果があります。用途によってはアーケードゲームで使われている三和電子OBSFシリーズや特に大型が必要な場合はOBSAシリーズも使用しています。
特定の時間(デモンストレーションの時など)だけ使用したい装置などに係員が外部から簡単に電源をON・OFFできるようにキースイッチを設けることがあります。キースイッチはパナソニック電工WN5092を使用しています。
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