モーターや手動ハンドルから演出させる部分まで動力を伝える部分のことです。
代表的な伝導機構を紹介します。
タイミングベルト
ゴム製の平ベルトにギヤのような歯が付いています。
同じく歯の付いたタイミングプーリーと組み合わせることで、ズレの無い伝達ができます。
また、チェーンやギヤに比べ注油などが必要なく静粛性も優れています。
下の写真は、手動ハンドルの回転を展示物に伝えています。
チェーン
金属製なので耐久性は優れていますが、注油が必要なことと高速時の騒音が弱点です。
下の写真は、ボールコースターのリフトにチェーンを利用した例です。
ボールのカゴを取り付けるため、耳が付いた特殊なチェーンを使用しています。
ギヤ
回転を反転させるときや、動力を直角に曲げるときなど方向を変えるときに使用します。
下の写真のようにギヤ自体のしくみを見せる展示装置などにも使います。
また、手を挟んでもケガをしないように硬質のスポンジで製作することもあります。
その他にも、演出動作に合わせリンクやカムなどを併用します。
動力を往復運動や円弧運動させるために必要です。
また、展示装置は人力で動かす演出が多いですが、
意外とモーターなどより大きな力がかかるため、耐久性には注意が必要です。
メカ的に接続せず、電気的に連動する方法も提案しています。