038 竜巻発生装置(粒式)

※イラストはイメージです。

竜巻発生装置(粒式)

外観:φ約1,650×H約2,400

●演出概要(展示目的)
・竜巻の出来る条件を探ります。
・筒の中にはスチロール粒が入っていて、竜巻を粒の動きで見ることができます。
・筒の中の4本の柱から出る風が空気に回転を与え、天井のファンで上昇気流をつくります。
・4本の柱の角度はレバー変えられるようになっていて、いろいろな竜巻を作ることができます。

●演出方法(展示方法)
・4ヵ所のスタートスイッチのいずれかを押します。
・4本の柱と天井のファンが送風します。
・4人それぞれがレバーを操作して柱の送風の向きを調整します。

●演出結果(展示効果)
・4本の柱の送風の向きが適度な位置で揃うと竜巻が発生します。

●身の周りとの関連
・竜巻
・旋風
・エアーカーテン
・上昇気流


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従来の竜巻発生装置は霧(気体)ですが、今回は粒(固体)で竜巻を実現しなければなりません。
まずは粒の素材を検証します。
下から送風でピンポン玉を浮かせてみましたが、重い上に当たると跳ねてしまいます。

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スチロール球は浮きそうですが、まだ粒が大きい(重い)ようです。

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筒の隙間から送風すると回転はしますが、どうも安定しません。

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ファンを天井に付けて吸い上げた方が安定するようです。

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実物大の試作機を作って本格的に検証実験を行ないます。

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ところが粒が舞い上がってくれません。
実物大の筒ではまだ粒が大きい(重い)ようです。

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パウダー状のスチロール球が最も気体のように舞い上がりました。

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粒は決まったものの、なかなか竜巻になってくれません。
筒の形状や高さ、ファンの位置を調整しましたがどうもうまくいきません。

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霧で竜巻が出来るように形状や送風を調整した後、粒を入れるとうまく竜巻が出来るようになりました。

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演出に基づいて設計した図面でシステムコントローラーを製作します。

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