※イラストはイメージです。
【演出概要】
- スタートスイッチを押します。
・上部の水槽に溜まっている水がノズルから水車に向って放水されます。
・排水は下部に内蔵した水槽に溜まります。 - 水流で水車が回転します。
・水車に接続した発電機が発電してランプが点灯します。 - 一定時間放水すると演出が終了します。
・下部に内蔵した水槽に溜まった水をポンプで上部の水槽に汲み上げます。
※イラストはイメージです。
【演出概要】
製作図に基づいて木工作を製作します。
中に水槽を入れるので湿気対策の換気ファンを取り付ける穴を設けました。
部品を製作します。
ランプの反射板は市販の懐中電灯のパーツを改造して取り付けました。
発電機はDCモーターを使用します。
出力の違うDCモーターを2~3種類用意してテストランニングしながら決めることにしました。
水車を取り付けます。
軸受けは水周りを考慮してあえてボールベアリングを使わずにメタル軸受けにしました。
放水したり止めたりするための電磁弁を取り付けます。
取り付け位置は前後に微調整できるようにしてテストランニングしながら決めることにしました。
水力と発電機の出力とランプの容量の3つのバランスが合わないと、水車が回らなかったりランプが点灯しないなどうまくいきません。
工場でテストランニングを行ないます。
放水パイプの長さを調整したり、発電機を交換したりランプも何種類かテストしました。
この装置の水力に見合う発電機の出力で点灯可能なランプはLEDしかないことが分かりました。
ようやく出荷できます。
現場の床にアンカーボルトで架台を固定します。
水車の跳ね上げる水がメンテカバーの継ぎ目に直撃しないように「ついたて板」を付けました。
機器をセットして下部に内蔵の水槽に給水します。
現場でテストランニングを行ないます。
納品後、LEDランプではやはり迫力に欠けるという要望が出てしまいました。
検討した結果、発電機の電気でランプを点灯せずに、ギミックで(電気は電源から供給して)ハロゲンランプを点灯することになりました。
桁違いの明るさで迫力がでました。
実験装置を製作する上で「実際を優先」か「演出を優先」かでたびたび議論になりますが、今回は演出が優先となった事例でした。
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