実績装置集
035跳ね上げ式(プレート型地震)津波発生装置
※イラストはイメージです。
外観:W約4,000×D約680×H約1,500
●演出概要(展示目的)
・海溝で起きた地震で津波が発生します。
・陸から離れた船は津波の被害を受けませんが、陸上の家は被害を受けることが分かります。
●演出方法(展示方法)
・手回しハンドルを回すと海洋プレートが沈み込む方向に動きます。
・海洋プレートに接する大陸プレートも引っ張られるように沈み込んでいきます。
・大陸プレートが沈み切ると一気に跳ね上がって津波が発生します。
●演出結果(展示効果)
・津波が陸から離れた船を通過しますが、船は津波の被害を受けることなく浮かんでいます。
・津波が陸に到達して陸上にも波が押し寄せると、陸上の家に津波が流れ込み被害を受けます。
●身の周りとの関連
・津波
・地震
・断層
・海溝型地震
・プレート間地震
・東南海・南海地震
まずは1/3の実験用水槽を作って跳ね上げ式の造波板で津波が起こせるか検証実験します。
実験用水槽に取り付けた造波板を素早く引き上げて波を起こしますが、平面な板だけでは水が逃げてしまい上手くいきません。
跳ね上げる水を逃がさないように造波板に囲いを付けてみました。
津波が起こせるようになりました。
お客様の中間チェックを受けて仕様を決定します。
検証実験に基づいて設計した図面で部品を製作します。
検証実験通り囲い付きの造波板(大陸プレート)を製作します。
水槽は水漏れしないように蓋以外を分割無しの一体物で製作します。
工場にて仮組立を行ないます。
演出に基づいて設計した図面でシステムコントローラーを製作します。
工場にて水を入れてテストランニングを行ないます。
工場にてお客様の検査を受けて出荷します。
グラフィックを貼ると海溝らしくなってきました。
現場に設置します。
水面が水平になるようにボルトで慎重にレベル調整して床にアンカーで固定します。
大陸プレートの駆動は回転位置の正確なステッピングモーターで行なっています。
始点と終点を検出するセンサーは万一のオーバーランに備えて2重に設けて安全性を高めています。
海洋プレートはハンドルの回転をセンサーで検知してコンベアベルトをモーターで回転させるようになっています。
海洋プレートのモーター速度はスピードコントローラーで微調整できるようになっています。
内部には万一の水漏れに備えて防水パンを設けて耐久性を高めています。
背面にはメンテナンス性をよくするために点検扉を設けています。
天板の角は「面落し」して安全性を高めています。
ハンドルを回すとベルト状の海底のプレートが沈み込み、反対側の海溝プレートも沈み込みます。沈み切った海溝プレートが跳ね上がり、津波が起きます。
津波の影響を受けない船の模型は流されないように海底と糸で固定されています。
津波が流れ込む陸地模型の端には消波材を設けています。
現場でお客様の検査を受けます。
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この記事は2010年04月15日にアップいたしました。